「資本力を生かしたマスメディア」と「趣味力を生かした個人メディア」 両方の特性を理解して付き合うこと

昨日会社の昼休みに食堂で年上のおじさん達と食事をしていたら、おじさんの弁当の中に餃子らしきものが入っていた。
「それ、中国製じゃないよね(笑)」
勿論冗談だったのだけど、その後これに関して「袋の外に薬がついていた」だの「品質管理は何をやっているんだ」だの、マスメディアの報道内容を延々と話し始めた。
こんなワイドショー的発言ばかりを聞いていると、この人の中身はないのか、テレビのままなのかとウンザリして、時間がもったいなくなってくる。
「結局、我々がそういうものを買わなければ、売れなくなって、そういうものが世の中に出回らないんでしょうね」
と無難に切り上げて退席した。


このおじさんのような人は、周囲にたくさんいる。
人やメディアに簡単に左右される人生でいいのかな。
ポイントとなるのは、
1) メディアの情報を鵜呑みにしている
2) 自分の意見を考えていない
という点だ。


マスメディアが悪いとは思わない。あれも商売だし、メディアの奥にいるのは様々な個々人だから、統一性のない、視聴率のとれそうな内容が優先されやすいのは仕方がない。
社員が仕事として、賃金をもらい、フルタイムでやっている分、内容が充実しているのは事実だし。
そういうものだと割り切って、利用すればいい。


一方対となるのはwebの個人メディアだ。
こちらは、フルタイムで作成するのは無理だが、知的好奇心や趣味といった強力なエネルギーをベースにして作成されていて、玉石混合だが、長く見ていくと有益な、優れた個人サイトを見つけて、役立てていくことができる。
資本の理論でメディアが紹介できないような情報を流してくれることもあるし。


情報は「収集」して、自分で考えて、「アウトプット」につなげることで初めて生きる。
みんな、せめて自分の頭で少しは考えようね。