蛇渕の滝キャンプ場の山開きと苅田の棚田

今日は、妻の知人からの情報を元に、新居の地面の中に埋めるための炭を探しに、家族で犀川へ行きました。
車でうろうろした結果、2件の炭焼き農家を見つけられてよかったのですが、どうやって炭を焼いているのか等訊くと、併せて興味深い話が伺えました。
彼らは、年金をもらいながら、山の中で野菜を作ったり、炭を焼いたりして生計を立てて生活をしているようなのです。
田舎では当たり前なのかもしれませんが、身近にその生活が実際あるのかと、あらためて考えてしまいました。
そういえば、昨日ボランティアに行った、家からわずか15分ほどの、苅田町の山奥の棚田の田植え作業で、現地の農家の方と昼ご飯を食べながらお話ししたのですが、そのときも「お金さえ欲張らなければ、この(山奥の専業農家での)生活でも問題なくやっていける」とおっしゃっていました。
いわゆる「スローライフ」ですよね。
彼らの話を聞きながら、癒しとか、流行とか、そういうものではなく、単に本来あるべき人間的な生き方が、そこにあると感じました。


それは私自身が大切にしていることでもあります。
私が、5年前、東京でおかしくなりかけながら仕事をしていて、悩んだ末、転職して東京から九州へ帰る決断をしたときに考えたのが「仕事と通勤が全ての人生ではなく、きちんと家族と時間を取り、まともな子育てができるような時空間を確保しなければ」ということでした。
毎晩10時頃帰宅して、翌朝は子どもが起きる前に出て行くような、そんな生活ではダメだということです。
まともな子どもを育てることが、我々大人にとって最も大切な役割ですからね。


現代文明も好きなので、山奥にこもるのはNoですが、こんな、まるでまんが日本昔話のような生活も選択肢としてあると知っておいた上で、忙しいいわゆる現代社会とのバランスを、忘れずに時々取って自分の生活を修正し続けることが私にとっては重要なのだろうなと感じます。
また、ラッキーだったのが、すぐ近くにある「蛇渕の滝キャンプ場」でたまたま山開きのイベントが行われていて、娘は「そうめん流し」を体験できて大喜びでした。
今日も楽しい一日でした。