(セルフマネジメント その1)人間は根本は「動物」なのだ

子どもは、どんな人になってほしいですか?
私の場合「自律した、客観的かつ冷静な人間。でも楽観的で明るい人なんだよね」というのがゴールだ。
もちろん、思った通りには育たないし、思った通りが正解とは限らないので、それはそれでいいのだけど、親としての努力は日々したい。
さて、ではどうすればそのような人間に育つのか。
いつも色々なことを考えているので、時間をかけて整理してみたい。


1) 動物としての限界を認識する

まず根本にあるのは「人間はしょせん動物である」ということだ。

人間は知的で高等な生物であり「地球の支配者である」とつい思ってしまうが、情けない点は数多い。
特に三大欲求にはまるで勝てない。お腹がすけばイライラするし、冷静な判断ができなくなる。眠くても同じ。性的な欲求にも負けやすく、後で思い返せば信じられないような間違ったことをしてしまう。
好き嫌いの感情にも流されやすく、恐怖を感じれば逃げがち。
そんな「動物」に特有の特徴からは、人間が動物である限りはどうやっても逃げられない。これが全てに、死ぬまでつきまとうんですよね。いやだけど、どうしようもない。

まずはそんな自分の「動物としての人間」の特徴、弱さを客観的に認識して、その上でどうしていくか考えてみよう。