(2009年 1冊目)鈴木敏夫「仕事道楽 スタジオジブリの現場」は読む価値ありました
- 作者: 鈴木敏夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: 新書
- 購入: 12人 クリック: 98回
- この商品を含むブログ (118件) を見る
人の力を引き出すための工夫や育成方法、みんなを楽しく巻き込む所などは、自分の仕事においてもとても改めて大切なんだよねと感じさせられ、とても励みになっている。
そんな鈴木敏夫さんの本仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)をやっと読んだ。
鈴木さんがどんな人と関わり、どんな体験・経験をして、ここまで至ったのかよく分かる内容で、どのエピソードも面白い。
アニメージュ時代、ジブリのこれまで、宮崎駿さんのこと、高畑勲さんのこと等、普通は表に出てこない裏話が満載で、こんな事があって作品ができていたのかと感心していた。
経験豊かな賢いおじいさんから、昔の体験を語ってもらっているようで、今身近にそういう人がいないので、自分にとってとてもいい疑似体験だった。
この本に何か結論があるわけではないのだけど(そこがいいんだけど)、自分なりに感じているのは、
1) 自分で真剣に考え抜くこと
2) その上で周りの人を楽しく巻き込み、力を引き出すこと
の重要性かな。
自分が大切にしていることだから、この辺が一番心に残った。プロフェッショナル 仕事の流儀 スタジオジブリ 鈴木敏夫の仕事 自分は信じない 人を信じる [DVD]でもその辺が多く紹介されていましたね。
しかし、鈴木さんの力が入っているのか、いないのかよく分からない不思議なひょうひょうとした内容です。鈴木さんのキャラクターなんでしょうね。ポッドキャストを聞いているような感じがする本で、実際のポッドキャストにて語られたエピソードもあったりして、面白かったです。
今年は最低25冊のビジネス書を読むと決意したので、この調子で頑張ろう。